6. 契約時の注意点

使用するレンタルサーバーを決めたら、契約していきましょう。契約の仕方はそれぞれのサーバーに分かりやすく書かれていると思いますので、そちらを参考にしてください。ここではその際の注意点だけを書いておきたいと思います。

まず、自分の住所・連絡用のメールアドレス・オンライン決済サービスもしくはクレジットカードを用意しましょう。

ログインID・パスワードもあらかじめ決めておきましょう。

契約を早くすませるためですね (^^)。

契約時の注意点

1.入力画面のセキュリティーはSSL/TLSである
2.自分の名前・住所は嘘をついてもいい
3.料金の支払いはオンライン決済サービスにする
4.メールアカウントは設定しない
5.FTPアカウントは設定しない
6.あらかじめ初期ドメインと独自ドメインを決めておく

入力画面のセキュリティーはSSL/TLSである

SSL/TLSは現在ホームページで一般的に使われている通信規格で、暗号通信を行っています。暗号通信なので安全かというと、中間者攻撃により解読される可能性があります。中間者攻撃はとても行いづらいものなので安全だと思っていいのですが、でもレンタルサーバーとの契約は可能な限り早くすませたほうがより安全だと言えます。

なので、自分の住所等はあらかじめ用意しておくようにしましょう。

ログインID・パスワードもあらかじめ決めておきましょう。

ちなみに、ログイン画面のセキュリティー(セキュアログイン)もこのSSL/TLSだと思います。一度ログインしたら次回アクセス時にログイン画面が出てこないようだったら、もっと高いセキュリティーがあります。Open IDと呼ばれるものです。ログイン時にID・パスワードのやり取りがなくなるので、より安全です。

WordPress.comにはあります。

GoogleアカウントやMicrosoftアカウントにもあります。

他は期待しないほうが良いかも (^^;

いずれにしても、契約時の入力画面のセキュリティーはSSL/TLSだと思われます。

自分の名前・住所は嘘をついてもいい

契約時の確認はEメールで完結してしまうため、登録情報に自分の名前や住所を正しく書く必要はありません。あとから自由に書き換えられるものなので、最初は本当のことを書く必要がありません。ハッキングされた時のことを考えて、嘘をつきとおすのもひとつの手だと思います。

少なくとも試用期間中は嘘をつくようにしましょう。

私書箱を持っている人は住所はこちらにしておきましょう。

名前の嘘は、契約時の虚偽記載の問題が発生すると考えられますが、バレなきゃいいと思います (^^;。ハッカーは名前で他人の個人情報を管理していると考えられることを留意しておきましょう。名義を同住所の親族の名前に変えておくのもひとつの手だと思います。虚偽記載を回避することができます。

連絡用のメールに嘘は記載できません。緊急時に早めに知る必要があるので、スマホのメールアドレスを設定すると良いと思われます。携帯電話の番号の入力を求められることはないと思いますが、必須でなければ記入しないようにしましょう。

なお、これらによって何らかの損害が生じても当方では責任を負いかねます (-_-)。

料金の支払いはオンライン決済サービスにする

管理画面がハッキングされた時のことも考えて、料金の支払いはPayPalApple Payなどのオンライン決済サービスを使用するようにしましょう。

べつにクレジットカード決済でも、登録画面では伏せ字になっていて下4桁の数字ぐらいしか表示されないと思うので問題ないのですが、オンライン決済サービスを支払いに設定しておいたほうがより安全だと思われます。また、有料プラグインを使いたいとなった時に料金の支払いがPayPalやApplePayであることが多いため、利便性を考えると、あらかじめどちらかを用意しておいたほうが良いです。

無料プラグインでも、素晴らしいものには寄付をしてあげたくなってきたりもします (^^;。

なので、この際、オンライン決済サービスを自分のスマホに登録しておきましょう。Androidの場合はPayPalが良いです。ドル仕立てなどの外国通貨決済が、追加料金が必要ですが可能です。iPhoneの場合はWalletアプリからApplePayを登録します。ApplePayのほうは為替レートの変動分だけの料金の変動があるだけで、追加料金はないみたいですね。どちらも登録だけなら料金はかかりません。

メールアカウントは設定しない

レンタルサーバーのWebメールは、設定するとハッカーための入り口をひとつ増やしていることになるので、契約時には設定しないようにしましょう。後からいくらでも設定できますし、連絡用のメールアドレスを登録しておけば当面は事足ります。

契約時にはメールアカウントの設定をしないサーバーが多いとは思います。

契約時にはWordPressも同時にインストールするようになると思うのですが、こちらには管理者メールアドレスを設定する必要があります。こちらにはGmailを設定しておくと良いと思われますが、通知設定をオンにしておかないと『ハッキングされた』などの緊急性の高いメールに気付くのが遅くなってしまいます。スマホのメールアドレスのほうが良いような気もしますが、他のメールとごちゃ混ぜになってしまうのを嫌うならば、Gmailの通知設定をスマホのみオンにしておくと良いと思います。Gmailを仕事用として使うやり方です。

パソコンにのみメール通知を届けたい場合は、パソコンから操作します。行き方が少し違うので戸惑ってしまいますが、要は『設定』から『デスクトップ通知』をオンにします。

FTPアカウントは設定しない

FTPアカウントもハッカーのための入り口を増やしているようなものなので、設定しないようにします。WordPressはFTPソフトを必要としないので、サーバー側のファイルマネージャーは使用しないようにしましょう。

契約時に自動的にFTPアカウントを設定するサーバーの場合、あとからFTPアカウントを削除すると良いです。cPanelを使用するサーバーはこれが可能です。チェックボックスでFTPアカウントが使用できるようになっているサーバーは、チェックボックスを外すようにします。FTPアカウントが削除できないサーバーは、ファイルを隠してしまうしかありません。隠しファイルにしても書き込みはできるので問題ないのですが、面倒ですね (-_-)。

あらかじめ初期ドメインと独自ドメインを決めておく

契約画面では初期ドメインの入力だけが要求されると思います。ドメイン名は一度決めてしまうと変更が効かなくなるので、しっかりと考えてから入力するようにしましょう。独自ドメインの作成は契約後にするようになると思います。契約時に『ドメイン名』と書いてあっても、それは初期ドメインのことです。

初期ドメインと独自ドメイン

初期ドメインはレンタルサーバーのサブドメインであり、独自ドメインはサーバーのものからは独立したドメインです。こんな違いがあります。
【初期ドメイン】
https:// (ドメイン名).(サーバー名).jp
【独自ドメイン】
https:// (ドメイン名).com
 
【WordPress.comの初期ドメイン】
http://wordpress.com/home/ (ドメイン名).wordpress.com
 
サブドメインは検索上位に上がりにくいらしく、私のサイトでレンタルサーバーのサブドメインになっているものはGoogle検索ではなかなか表示されません。ヒミツのサイトを作るのに便利ですね?!

初期ドメインに独自ドメインは記入しないようにしましょう。これは私の経験なのですが、初期ドメインを独自ドメインと同じものにしたところ、独自ドメインを登録する際に拒否されてしまいました。ドメイン名が人質に取られたっぽかったです(当時流行っていた)。なのでこのサイトは『michirojohn1.com』です (^^;。さらにプランを変更する際に新しいサイトの初期ドメインを『michirojohn』とすることも拒否されたので (-_-;、現在の初期ドメインは『michiroujohn.***.jp』となっています。

ドメイン名は1年間放っておくと登録抹消になるみたいで、また使えるようになります(じつはmichirojohn1はそのような名前)。最初から独自ドメインを決めておいて、ドメイン名(初期ドメイン名)にはその名前は使わないようにするのが無難ですよね。人質に取られることもないでしょうし。

なので、最初に初期ドメインと独自ドメインをそれぞれ決めておきましょう。

独自ドメイン名は、誰とも似てないものを選ぶようにしましょう。検索で上位に上がりやすいみたいです。たとえば私のドメインは『michirojohn1.com』です。どこにもありません。インターネットの検索から『michirojohn』とタイプすると検索上位に私のサイトが表示されます。『検索上位に上がりやすい』とはこういうことだと思います。『WordPress』とタイプしてみても、私のサイトはどこにあるのかよく分かりません (^^;。

あくまでそのキーワードの中で上位というだけの話です。

独自ドメイン名に『ニッチなもの』を選ぶという手もあります。一般検索サイトのスキマに入り込み、別の意図をもってインターネットにアクセスしてきた客を自分のサイトに呼び込んでしまおうという手です (^^;。
たとえば『HD1』—— 今もっとも遠くにある星とも銀河ともつかない天体のことです。これを検索してみると、サプリメントやらビデオカメラやらの商品名がヒットしてきます。他ジャンルの客を呼び込むチャンスですね?! サイト名を『HD1 ~ 遠い宇宙を語るサイト~ 』とでもしておき、ドメイン名を『sextans-talk.com』とでもしておきます。Sextansはろくぶんぎ座のことで、天文マニアぐらいしか知らないニッチです。これで宇宙のことを語るサイトを作るなんてのは楽しそうですね?!

ドメイン名はサイト名に関連しているほうがいいとよく言われますが、私には分かりません (^^;。誰とも似ていないドメイン名のほうが、今どのページが読まれているかを簡単に知りえる点で便利だったりもします。『michirojohn』と打つだけで最新のアクセス動向が分かります。さらにアドレスバーのドメイン名の直下に『/wp-admin』と書き加えるだけで簡単にログイン画面に推移できたりもするので、店頭のパソコンから自分のサイトが編集できたりもします。

メジャーなキーワードの検索上位に食い込みたいという考えを持っているのなら、サイト名をそのようにするのがオススメです。ドメイン名は変更が効きませんが、サイト名はあとからいくらでも変更できます。ダメだったら変更すればいいだけの話です。

あとトップレベルドメイン(.com .netとかいうやつ)は安いものでいいような気がします。これらは料金がかかるものなのですが、物によって値段が違い、『.com』『.net』はとても安いです。高いものを選んだほうが検索上位に上がりやすいと言われてますが、印象だけみたいですね。たしかに『.com』や『.jp』ばかりを見るような気がします (^^;。

AIに『.comと.jpの違いは何ですか』ときいてみよう

お疲れさまでした。

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